ADP雇用統計は、米国雇用統計の前に発表される注目の経済指標です。
米国雇用統計は、お祭りみたいな感じで騒がれていますので、ADP雇用統計は前夜祭みたいな感じがします。
ですが、ADP雇用統計も重要な指標なのには変わりはありませんので、どんな指標なのか覚えておいて損はないと思います。
ADP雇用統計を初心者でもわかるように、解説していきたいと思います。
ADP雇用統計とは?!
ADP雇用統計は、名前の通りで雇用を表す経済指標です。
2006年から、経済指標として発表されるようになりました。
アメリカの経済は、GDPの約7割を消費で占めていることからも、雇用に関する指標は注目度が高いです。
ADP雇用統計は、オートマティック・データ・プロセッシング社(Automatic Data Processing Inc.)が発表しています。
オートマティック・データ・プロセッシング社は、米国に拠点を置くITと通信を専門とする会社です。
アメリカをはじめ、カナダ、欧州、オーストラリア、アジアなどに、雇用者サービス部門で、給与処理などの人事関連を手掛けております。
多くのデータを集める事が出来る事が、ADP雇用統計という指標発表に至ったのではないかと思います。
日経平均を日本経済新聞が手掛けているのと同じだと思っていただければ良いのではないでしょうか。
ADP雇用統計とは?!発表時期や注意点
ADP雇用統計は、米国雇用統計の前に発表されます。
米国雇用統計が、月の第1金曜日
ADP雇用統計が、月の第1水曜日
発表時間は、ニューヨーク現地時間で8時15分
日本では、夏時間 夜9時15分 冬時間 夜10時15分
ADP雇用統計は、オートマティック・データ・プロセッシング社(Automatic Data Processing Inc.)社が、米国内にある約50万社の顧客を対象に集計・算出を行っています。
ここでも、米国雇用統計の1つと同じ非農業部門雇用者数をメインに集計・算出しています。
米国雇用統計や失業率・非農業部門雇用者数を知っておくと、更にわかりやすいと思います。
ADP雇用統計の注意点
米国雇用統計の前夜祭ともいうべきADP雇用統計ですが、指標の数字が同じになるとは限りません。
予想と結果が同じように、前回値を超えている時もありますが、
ADP雇用統計がマイナスで、米国雇用統計が予想値を超えるくらいプラスになる事もあります。
今までの推移を見てみれば、わかると思います。
ですので、ADP雇用統計の数値を見て同じように米国雇用統計も動くとは限らないという事を、頭の片隅に入れておいて欲しいと思います。
ADP雇用統計と米国雇用統計数値には、十分注意が必要です。
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