日経平均株価、日経平均、日経225
日本に住んでいれば必ず、誰もが耳に目にする言葉ではないでしょうか?!
そして、投資をするのであれば覚えておかなくてはいけない言葉だと思います。
日経平均株価を知るだけでも、知らないよりは投資の世界に詳しくなります。

ちょっとした事が、気づきになる!
日経平均株価とは?!
日経平均株価とは、日経平均や日経225と呼ばれる日本を代表する株価指数です。
日経平均株価は、1949年にアメリカのNYダウを基に作られたと言われています。
日経平均株価は、日本経済新聞社が東京証券取引所1部(東証1部)に上場している2000銘柄のうちから225銘柄を選定して算出した指数のことです。
東京証券取引所で株式が取引されている時間帯には、5秒間隔で算出して配信されます。
日経平均株価の構成
日経平均株価は、225銘柄で構成されています。
銘柄の入れ替えは、年に1回原則として10月初めに定期見直しにより入れ替えが行われます。
定期見直しの基準は、市場流動性と技術・金融・消費・素材・資本財、その他・運輸、公共の6つのセクター間のバランスを考慮して行われます。
市場流動性とは、需要と供給のバランス・売買が迅速に行えること。需要と供給が高ければ売買が迅速に出来て流動性が高いと判断されます。また、取引の量や未決取引の量から算出します。
日経平均株価の225銘柄は、流動性の高い銘柄が採用され、流動性の低くなった銘柄は除外され入れ替えられます。
流動性が低くなると、売買が少なる事で取引が成立せずに売りたい時に売れない流動性リスクに繋がります。
また、定期見直しとは別に上場廃止などの原因により臨時入れ替えが行われるときがあります。
日経平均株価の弱点
日経平均株価にも弱点はあります。
日経平均株価は、採用株価が大きい銘柄が下がってしまうと必然的に株価が下がってしまう傾向にあります。
例えば、ほとんどの銘柄が株価を上げている一方で、採用株価の高い銘柄の株価が大きく下落すると、日経平均株価も下落します。
これは、日経平均株価の銘柄225社の構成比率が原因と考えられます。
100キロ、40キロ、40キロの体重3人の平均は60キロ。2人の40キロが50キロに増量しても、100キロの人が30キロ減量してしまえば・・平均体重は落ちます。元々大きい体重は比率が大きいので変化した時には全体に影響が出ます。
このように、日経平均株価は全体の動きを表すとは言い切れないのが大きな弱点です。
また、大きな下落があった時に景気が悪化していると、日経平均株価だけでは測れないのも弱点と考えられます。
日経平均株価とNYダウの関係性と注意点
日経平均株価とNYダウの関係性
それは、NYダウの動きが翌朝の日経平均株価の動きと相関性が高いという事が言われています。
これは、日本企業と米国企業の関係性や日本株の投資家の半数以上が外国人というのが理由と考えられています。
日本の企業と米国の企業は多くの取引をしています。米国の企業成長が見込めれば、取引している日本の企業の成長も見込めると考えるのは普通です。
そして、日本株取引の半数以上が外国人であるならば、海外の成長=日本の成長に繋がる要因が考えられるのも頷けます。
もちろん、そのような連動の関係性が高いという投資家心理も含まれている事でしょう。
しかし、全てを鵜呑みにすると危険です。投資には必ずリスクがあります。
チャート・経済動向などを自分で把握しながら、株価の動向を見ると良いと思います。
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